マッサージの効果について具体的にわかりますか?今回はよく知られている効果からあまり知られていない効果まで紹介していきたいと思います。
自律神経のバランス改善
自律神経には交感神経と副交感神経があります。一般的には起きている時に交感神経がよく働いており、リラックスや寝ている時には副交感神経が働いています。
この2つのバランスが崩れる事によって頭痛やめまい、吐き気や冷や汗、寝れない、身体がだるい、不安感やイライラなど多様な症状がでてきます。
ストレス社会と言われている現代では殆どの方が「交感神経>副交感神」と、副交感神経の働きが弱くなっています。
マッサージをする事により、緊張状態からリラックス状態になり、副交感神経が活発になるので自律神経のバランスが改善するのです。
免疫力が増す
免疫力とは、簡単にいうと防御作用の事です。外からの細菌やウィルスから病気にならないように守ってくれます。
マッサージを受ける事でこの免疫に関する細胞が増える事が分かっています。その為、マッサージを受ける事で風邪もひきにくくなりますよ。
血液やリンパの流れを改善
リンパは筋肉の働きや外からの物理的な刺激がなければなかなか流れて行きません。
その為、マッサージで筋肉を動かしリンパ液を流して上げる事で老廃物が流れて行きやすくなります。
リンパの中には細胞からの排出物や疲労物質などもあり、リンパの流れが悪いと体にとっても負担になります。
マッサージをする事で、血液循環され体にとっていらないものを捨てる事ができるのです。
ストレス解消に最適
現代はストレス社会です。またストレスを感じると体のホルモンバランスが崩れてしまいます。
ストレスがあると量が増えるコルチゾール(ストレスの指標)が増えます。
マッサージを受ける事でコルチゾールが減る事が分かっています。つまりマッサージでストレスを解消できるんです。
ストレスが減るとホルモンバランスも整い、ストレスによりイライラなどが減っていきます。
筋肉をほぐし疲労回復
肩こりに悩まされるとマッサージに行く方が多いですよね。
肩こり=肩周辺の筋肉が硬くなった状態です。マッサージは筋肉をリラックスさせ柔らかくする事が出来る為、周辺の血流が改善され肩こりになるまでの時間も長くなります。
また運動の疲労に対しては休みよりもマッサージをする方が優れた回復効果があり、トレーニングを早く再開する事ができます。
さらに筋肉の線維化を防ぐ働きもあります。線維化とは怪我などをしたり寝たきりで動けないなどの時に筋細胞が壊死し、その部分が筋細胞ではないものになる事です。
筋細胞は伸縮性が大きいのですが、線維化すると筋肉としての働きがなくなり伸縮性も失われます。一度、線維化が起きるとその細胞が元に戻る事はありません。
怪我や麻痺などで動けなくなった時に早めにマッサージをする事で線維化を防ぎ、その後の回復時に必要で正常な筋細胞を残す事ができます。